福祉先進国スウェーデンを中心とした欧州の専門医チームは、赤ちゃん夜泣きは「腸内の悪玉菌による腹痛」が原因と考え、数十種類もの善玉菌を与えて実験しました。

その結果、母乳由来の「ロイテリ菌」という乳酸菌を与えた赤ちゃんの95%が、最長でも4週間以内に夜泣き時間が1/4になることを発見しました。

この発見は欧州小児科学会で驚きの発見として迎えられ、アメリカabcニュースで全米報道されました。

試験の結果、残念ながら他の乳酸菌や医薬品では効果はなく、ロイテリ菌を与えた赤ちゃんのグループだけが、夜泣き時間が1/4まで短縮されたのです。
※アメリカ版wikipediaの「夜泣き」には唯一ロイテリ菌が有効だと書かれています。

※1
Savino et al. Pediatrics 119（1）124-130（2007）
夜泣きの激しい90名の新生児（生後 11〜80日）にL.ロイテリ菌を28日間投与した結果、95%の新生児が、開始時で泣いている時間が平均197分/日から開始後28日後平均50分/日以下まで短縮された。