論文データ資料室

Lactobacillus 属を含む飲料を摂取した乳幼児におけるL. reuteri の耐性と糞便中のコロニー形成

メキシコシティ在住の生後12-36週間の72名の健康な乳幼児を対象として無作為化二重盲検プラセボ比較安全試験を行なった。

被験者にL. reuteri を3種類のプロバイオティクスが含まれた栄養飲料に混ぜて3週間に渡って投与した。

被験者は無作為に4群に分けられ、その内3群にはプロバイオティック飲料に106、108 、1010 CFUのL. reuteri をそれぞれ混合し、残りの1群にはプラセボを投与した。

L. reuteri を摂取した群はどの用量においても十分な耐性があり、副作用は見られなかった。
   
結論:生後12-36週間の健康な乳幼児が1010 CFU/日までのL. reuteri を3週間毎日摂取しても安全であった。

Reference

Ruiz-Palacios G, Tuz F, Artega F, Guerrero ML, Dohnalek M, Hilty M. (1996) Tolerance and fecal colonization with L. reuteri in children fed a beverage with a mixture of L. spp. Pediatr Res 39(4) part 2:184A, abstract 1090.